利用者の声 | 人材紹介アイ

利用者の声

鈴木亜紀さんの場合
T 税理士を志した動機
一度は、OL(経理担当)の経験もした。
少しは会社の役に立ったのかもしれないが、自分の代わりは誰にでも務まるように感じた。
もっと頑張れるのに。もの足りない。
資格を持ち、自分自身の価値を高めれば、もっと必要とされるのかもしれない。
生まれたからには役に立つ人間でありたい。人を助けたい。
とりわけ真面目に頑張っている又は頑張ろうとしている人の力になりたい。
自分の代わりは誰にも務まらないというぐらい、必要とされたい。
元来の性格がそうなのか、何かから強い影響を受けたのか。
とにかくこの思いが税理士資格取得の動機となり、詳細は後述するが、自身が2つの職を選択する際の基軸となっている。
U 合格した直後の感想

受験時代というのは、まるで出口の見えない一方通行の暗い地下道を歩いているようなもの。
常に不安がつきまとう。
これに対し、地上に出て一気に視界が明るくなったというのが合格直後の感想である。
例えるなら、今日から自分の選択で思いっきり仕事をしてもいいというチケットを手に入れたという感覚。
不安から解放されてホッとしたというよりも、これからの可能性の広がりを感じ、胸が躍ったのを鮮明に覚えている。

V 短期合格のコツ

私は4回の受験で、前半は働きながら、後半は専念させてもらい、5科目合格を果たした。
もともと要領が良くない性格であるが、それでも受験と真剣に向き合うことで最後の最後にやっと合格のコツをつかんだ。
そのコツとは、緊張感を持ち、自分を追い込むこと。具体的には、常に期限を意識すること。
期限をつけることで緊張感が生まれる。その緊張感をもって勉強に臨まなければ、
あの膨大な量をこなすことはできないし、5科目は到底終わらない。
そこで、「もう来年はない」、「もう次回はない」という『がけっぷち感』がどうしても必要になる。
「2年で3科目終わらせる(合格する)」という長期的な期限だけでなく
「今年でこの科目にケリをつけてやる(合格してやる)」とか
「6月までにAランクの理論(重要条文)は全て暗記する」という中期的なものもある。
さらにはもっと身近で短期的なものもある。例えば「45分で絶対にこの1ページ分の理論暗記を終えてやる」とか
計算問題も次の2回転目、3回転目があると思わずに、この1回で完全に理解しきってやるという気持ちで解くというもの。

 

ここで、「私には仕事があるから」と言い訳をしてはならない。
「仕事があるからこそ私は絶対に45分間で暗記しないとダメなんだ」と仕事の勤務時間を期限として逆に利用する。

 

また、この『緊張感(がけっぷち感)』は集中力を高め、暗記時間の短縮という効果をもたらし、
『エンドを意識した緊張感から生まれる集中力』は、本番でも強力な味方になってくれる。
「今回しかないのだから、落ちるわけにはいかない。」
試験本番は、そう腹をくくって集中し、その年々の難易度に振り回されることなく淡々と問題に立ち向かえることができれば合格。

W 合格直後に進んだ道(職歴その1)
前述の「短期合格のコツ」の章では、あたかも講師であるかのような語調で書いてしまったが、実は、合格直後、講師業(税理士試験・財務諸表論)を選択し、5年間講師業に専念した。
まず、専念した理由は、自分の性格からである。
二足のわらじを器用に履きこなせないという短所と、一足に限定することで高い集中力を発揮できるという長所が表裏一体となっている。
そんな自身の性格を、受験と真剣に向き合った数年間で把握することができたため、専念というスタンスを貫いた。
次に、なぜ5年か。自分が納得できるレベルに達するのに5年を必要としたからである。
そして、目指したそのレベルとは。
税理士業というのは、お客様に説明することが必須業務である。
節税対策のその対策内容、難解な税法規定の内容、決算報告など、それぞれのお客様に応じた説明が必要となる。
説明時には図解を駆使したレジュメを作成する必要もあるだろうし、話し方、タイミング、説明順序等も重要となってくる。
回り道かもしれないが、まずは説明手法を究めたい。
他人にはない付加価値を身につけたい。
休みなく、寝る時間を惜しみ、無我夢中で財務諸表論の教え方(説明手法)を研究した5年間であった。
X その後の方向転換・感じたギャップ(職歴のその2)

どうやら、短期合格のコツと同様、自分を売り込む時期にも期限があるとのこと。
人材紹介アイの松本社長が後押ししてくださったこともあり、合格後5年の月日が経ち税法をほとんど忘れ去ってしまった頃、某税理士法人へ転職した。
講師経験で得た付加価値を実務で試してみよう!ところが…

 

とにかく、社内では朝から晩まで外国語が飛び交っている感じ。
合計表、内訳書は見たことがない。類似(業種比準価額)、税限、デューデリ…何の略語かもわからない。
会計事務所業界では当たり前の用語がほとんど理解不能。
説明手法を活かすも何も、肝心の税法の知識がない。
財務諸表論の知識だったら即使えるのに…と、いきなり挫けそうになった。

 

しかし、それでも一つずつクリアしていくしかない。
冷静になって周り(社内)を見渡してみれば、高い知識をもった先輩が多く、また書籍や資料も豊富であり、恵まれすぎるほどの好環境である。
今度は税務という『わらじ』を一足履き潰す覚悟で、新たな勉強のスタートである。
一足(専念)であるがゆえに時間も充分に使える。自分には集中力もある。大丈夫。

Y 講師業が実務に活かされている点

税務の知識が乏しい現時点では、お客様に説明する機会はまだまだ少ない。
しかし、講師業で得たものはそれだけではないことが発見できた。

 

税法は毎年改正がなされるため、高い知識を持った税理士でも調べることが仕事の一部であり、毎日がその連続である。
その調べるという作業が苦にならない。資料や条文を何冊でも何時間でも納得いくまで調べることができる。

 

また、相手はどこがわかりにくいんだろう、何に困っているのだろう、どう説明したらいいのだろうと考えることが癖付いている。
つまり、お客様の立場にたってものを考えることができる。

 

図解を用いた提案書(レジュメ)作りの面でも、前職では日課としていたこともあり、今後、必ず活かされていくと肌で感じる。

Z 若干のアドバイス

ここで、実務に対する不安について私なりにアドバイスをさせていただきたいと思う。
私見ではあるが、就職目前の方に少しでも参考になれば幸甚である。

 

@『受験勉強で得た知識だけでやっていけるのか。既に合格済科目の内容は大半を忘れているが…』という不安について

受験勉強で得た知識だけで、実務の全てに対応はできるとは言えない。
しかし、プロの税理士であっても、改正論点を調べ、常に勉強することが仕事の一つである事は先述したとおりである。
一通り勉強し合格レベルに達したということは、その税法の体系が頭に入っているということ。
体系(この税法にはどんな項目があるかということ)を知っているのと知らないのでは検索時間、理解時間に大きな差が生じる。
「Aという論点はB税法のあの辺りの話である」というのがわかれば、あとは必要な箇所とその周辺を調べればよい。
調べる努力さえ怠らなければ充分やっていける。
お客様からの質問事項に対して即答できないときは「調べさせてください」で充分であるし、その後、調べた内容を、そのお客様のニーズに応じた形に修正し説明することで、信頼関係も構築できる。

 

A『税理士に必要な資質は何か』

これについては、様々な見解があると思うが、先ずは社会人としての見識を有し、対人折衝能力があること。
この二つの力がなければ折角の専門的能力も発揮できない。
そして専門家としては『条文を読む力』こそが最も必要であると私は感じる。
なぜなら、財務諸表論(会計理論)とは異なり、税法は常に条文が根拠となる。その次にそれをどう考え解釈するかである。
条文に基づいた確実な知識を幅広くもっているか否かが資質として問われるように考えるからである。
確実な知識を身につけるためには、一手間かけても条文にあたることが必要といえるのではないか。
「難しいから。解説本を見たほうが手っ取り早いから。」ということで、条文を読まない税理士も結構いると聞く。
新参者の勝ち目はこんなところにもある。

[ 実務の楽しさ

講師業では、ある程度クラスレベルの画一化を図る必要がある。
こちらから話を聞く間もなく、点数の伸びない受講生が黙って辞めていかれることがとても辛かった。
辞めていかれては、頑張ろうとしている方を助けることができない、一緒に合格が喜べないというのが悔しかった。

 

ところが実務ではまさに1対1の関係で、長期的な視点に立ち話をすることができる。
それぞれのお客様の実情に合わせた対策・報告・提案が可能であり、実務経験が浅い自分であっても頑張れば頑張るほど必要とされる。
一方通行ではなくどこまでも一緒に歩けること、お客様の喜怒哀楽を直接見て感じとることができること、これが実務の楽しさであると感じる。

 

実務についてから10ヶ月、乾いたスポンジに水がしみこむように、急速に知識が吸収されていっている嬉しさもある。
そして、さらに知識を身につけていくことで今後出会えるであろう楽しみや感動に今またわくわくしている。

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